特定非営利活動法人 アクティブシニア支援機構

特定非営利活動法人 アクティブシニア支援機構( Active Senior Outreach Nonprofit Organization )

Pマーク

理事長コラム 令和3年11月

「Z世代にも夢を与えよう」

 

 人生100年の時代は我々高齢者にとってはまさに“Dream comes true” の世界である。夢の世界をさらに膨らまそうとASOは始まった。ところが、先日のある調査に依ればZ世代と呼ばれる20代の若者の理想とする寿命は79歳、働くのをやめるのは59歳と出た。別の調査でも、10代から50代が良いとする寿命は77歳、仕事は50台で65までという。ショックを受けた。

 

 SDGsもESGも地球的課題に取り組みを促す素晴らしい理念が掲げられているが、少子高齢化やそれに伴う低成長という先進国を覆い始めた問題には触れていない。CO2排出のように先進国が踏み潰した跡を途上国に辿るなという手法でなく、ここでは先進国が自らの問題に解を見つけて道標を示さなければならない。

 

 SDGsの前進に尽くすべき世代でありながら、先進国として獲得した長寿社会の平均寿命に届く前に人生を終わりたいというとは、冗談でなければなぜか。

 

 私には本当のところはわからない。多分生きがいを感じ続ける条件としての蓄え、人と交わる場、自分の存在意義を持てなくなるとの予測に基づいているのかも知れない。仕事をシニアに下さいと現役に頼んでも働き盛りの年代から見ると我々の長寿は理想の生き方の圏外にあるのかも知れない。

 

 情報化は光ファイバーが家まで届き誰もが使え誰もが楽しめるようになったのがラストワンマイルだった。人生のラストワンマイルは渋沢栄一や葛飾北斎などの先達が説いたように、残る人生をそれぞれの課題追求と世の中への恩返しに使うことである。最善の人生は働き続けることだと日本人は信じてきたのを忘れてはならない。

 

 仕事は相手を尊重し時に自我を抑え、体力と精神力の劣化を防ぐ。「金を稼いで旅に出る。おしゃれをする。友を誉め仲間を増やす。古いことを忘れるために勉強する。喧嘩したら早く謝る。」これでZ世代がデストピアと思っている将来がユートピアに変わっていくはずだ。

 

 このラストワンマイルの建設業者がASOである。登録して覗いてください。

 

上に戻る